2013-07-28

Sargasso

今年のガラス祭りのお品をピックアップして紹介してみようというシリーズ。
まずは、カイ・フランクが1970年代にデザインした、サルガッソ。




この形、なんだか不思議な気がしました。
ガラスなのに、ガラスじゃないみたいな形。


カイフランクは、大昔から人々が使ってきた生活の道具をデザインの中に取り込むことが
モットーだったようです。
ずっと使い続けられてきた形は、使いやすいに決まっているという発想のようです。
だから、彼のデザインが機能的と言われるのは、ごく自然なことなのだと。
それを本で読んで、すごく納得。
このサルガッソも、木製の水桶のようにも見えるし、白樺のカゴのようにも見えますよね。

そんな、何気なく毎日使う暮らしの道具を、美しくデザインしてくれたことで毎日の日常を
ふわっと彩ってきたカイ・フランクは、やっぱり神的存在。


そして、サルガッソといえば、この特徴的な泡。
大小の泡がぶくぶくと湧き出るように、はじけ合うように、散りばめられています。
泡入りのガラスの表情って、とにかくとてもやわらかくて小さなつぶつぶを眺めていると
海や宇宙に吸い込まれたように、空間が変わります。














サルガッソは、プロダクトとして生産されたシリーズなので、今のところ比較的リーズナブル。
ええ、今のところは。です。
何十万円のアートピースは、欲しいけどなかなか手が出しにくいのもホントのところ。
サルガッソの中でもこの取手付きのベースは、カイ・フランクのサスティナビリティを感じながら
職人によって生み出されたクラフト感と、アートピースの余韻も感じられるという
本当に贅沢な一品です。


Sargasso vase ¥13,650







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